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日頃の僕を知っている人は、超現実主義的な発言が多いので、始めて会った人が僕のイメージとギャップを感じて驚かれる方も多いと思います。
実は音楽を仕事にすることに抵抗があります。
その理由が、自分たちが幸せだと思う人にしか僕の音楽を心から共感していただけないと感じているからです。

あまりこういった内容の記事をとりあげるのはよく思われないのかもしれません。

僕は自分の音楽を作る理由は、人の心を豊かにすると言っています。
それは本心です。
しかし、それはあくまで、先進国と呼ばれる日本やアメリカなど、経済的に恵まれている環境にいる人たちに向けて言えることだと思います。
外国の話をすれば、日本という国は特に恵まれているのかがわかります。
ある意味、僕たちは恵まれすぎなのかもしれません。

僕の曲名は「夢」「希望」「優しさ」など、表現的にはいい言葉が並べられています。
ただ、音楽を聞いて感動する人は、その言葉に感銘を受けて、人よりも幸せで恵まれている人なのかもしれないと感じます。

例えばこの記事を読んでみて、どうか感じてください。
親が子供に売春をさせている記事を読んで、それが当たり前になっている地域も世界には存在しています。
もちろんこの記事は極端な事例です。
この地域の人たちは善悪の区別や自分たちが恵まれていないということすら感じていません。
この記事は他者のライターさんの記事ですが、僕自身も学生時代にこの光景をスラム街で一度目の当たりにしたことがあり、自分が恵まれていることを思い知らされました。
現実にこういった地域が存在することがわかると、自分が不幸だと思えなくなりました。
だから、日本で自分が不幸だという人を見ると、比べてはいけないのかもしれませんが、僕はその人たちに一回外の世界を見て欲しいと思ってしまいます。

私たち先進国の国民の方が、その地域にいる人たちより、はるかに自分で切り開くチャンスがあるからです。

世界には地域によっては自分が自由に生きるチャンスすらない人も多いのに、僕は夢や希望と言った音楽を表現している。
チャンスすら得られない人に対して、えらそうに夢や希望と言った音楽を聞かせられるのだろうか?
何も感じないかもしれない。生活の方が大事なのに、音楽なんて聞くだけ無駄かも…

それがなぜか、自分が幸せであるとわかっている人ほど共感を得られている。だから音楽を仕事にできているし、そのことにはたいへん感謝しています。
ただ一時期その矛盾が僕にはどうしても受け入れられない時もありました。

今でも理解されていない時もあります。仕方が無い。大概の人は自分と関係の無い世界の裏の事実を知らないし、知る必要もないと感じているから。

僕の本音は、一人一人自分が幸せであることに気がついて欲しいし、自分が自由に自分お人生を選択し、他人の助けを借りながら自分の力で生きていけることに気がついて欲しいと思っています。
残念ながら、僕の願いが「自分が不幸であると思っている人」には届いていないことも感じました。
自分が幸せであると気付かないから、他人の不幸を喜ぶようになると感じます。
潜在的に多いと思います。本音をいえないだけで。

ただ単にこの記事を読んで現地の人たちに怒りを感じるなら、僕が言いたいことが違う風にとらえられてしまうかもしれません。
どうか怒るのはやめてください。怒っただけでは解決しません。
この国の地域を責めるよりも、読んだ人が自分のことを見て欲しい。
自分が恵まれていることに気がつく人はそんなにいないと思う。
それでも、自分が恵まれている、幸せであることを知ってほしい。

毎日そう思いながら、音楽制作の仕事をしています。
だって、僕は幸せですから。他人から見たら信じられないくらいのいじめにあったり、不遇の時代ですら、その中でも自分のチャンスにつながる幸運を見つけることができて、最後には幸せだったし。
人生の経験ほど、まずは自分を助けるきっかけになると僕は思います。

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