感覚的なもの

このごろ、曲つくりの感触がつかめているのが嬉しくて嬉しくて…
きっかけは、弘前ねぷたの太鼓の音です。

遡るのは今年の8月、弘前に滞在していた時のこと。
弘前ねぷたの太鼓の音を聞いて、
他の太鼓にはない、鋭くキレのある「しゅっ!」というバチのしなる音と
「お腹で聞く」という表現が合いそうなくらいに聞くだけで感極まる「どーん!」という叩く音。
それらの音を聞くだけで体中から、エネルギーが沸いてきました。

そして、それらの音を聞いてから
自宅やスタジオ、都会にいるだけでは分からなかった、
曲作りに対するコツをつかみ、それ以降、音楽に対する考えが変わりました。

私はそれまで
自分はシンセサイザーやコンピュータなど
機械を使って曲を作っていると思っていました。

それはあながち間違っていはいないけれども、
それはあくまでもひとつの道具。ツールです。

今は…同じ制作環境、状況であっても
自分の身体を使って音楽を作っているという感覚です。

どういうことかというと、
今までの作業は、
コンピュータで譜面を書いてから音色を考えていました。
譜面を頭で考えていく作業の後、その譜面の音を何にするか色々試し聞きする作業をしていました。
これでは非常に効率が悪いです。
実は時折、作った後になって、想像していたのとは違う曲になっていることもありました。

現在は先に音色を聞いてから、音色とともに譜面が同時にまるで湧いてくるような感覚なので、
譜面と音色が同時進行で鮮明にイメージできるようになりました。

曲全体がすでにイメージできるようになったこと。
この感触がつかめたのが非常に嬉しいです。

曲の構想をほぼ完全にイメージしているので、あとはそれをできるだけ忠実に再現すればいいのです。

青森の太鼓がきっかけで、まるで体の中から音楽が生まれる感覚をつかんでいます。
今の曲作りは非常に作業が早く、制作中に聞く人の事を考える余裕も出てきてよかったです。

その感触がつかめるきっかけを作っていただいた弘前ねぷたの方々に、とても感謝しています。

今後の課題として、
体調が悪い時や、精神的にイライラしている時は感覚はつかんでいても
さすがに良いと思える音楽は作れないので
今後は健康管理にも留意していかなくてはと思います。

なお、弘前ねぷたの太鼓の音を聞いてから現在までの間に作っている曲は、まだ全て未発表です。
これからリリースする曲が皆様から良い反響があると嬉しい限りです。

実は来年、再び青森に行きます。またこの地域で色々なことに気づいたり、学ばせていただきたいです。

Follow me!